コラム #016

イベントレポート
2022年3月30日

【イベントレポート】“私にできるパラレルワークを考える”オンラインイベント

いつもご覧いただきありがとうございます。
PARASUKU事業部の色摩です。

2022年3月8日(火)、山形のママコミュニティmama*jam(ママジャム)さんのFacebookグループにて、「私にできるパラレルワークを考える」と題したオンラインイベントを開催しました。mama*jam代表でご自身もパラレルワーカーである山川唯美さんと、PARASUKU事業部のプロデューサーであり3児の父でもある高橋直記による対談をメインに、たっぷり1時間超の生配信。

主婦・主夫がパラレルワークをするってどうなの?というリアルな経験談や意見をお話いただきました。


そもそもママってパラレルワーカーじゃない?

山川さん「最初のテーマとしてお話したいのは、そもそもママたちはパラレルワーカーなんじゃないかということです。家事もするし、子どもたちの学校の準備も一緒にやりますよね。仕事をしている人は仕事に行って、同時にいろんなことを進行できる人ってママに多いんじゃないかなと思っているんです。高橋さんはどう思いますか?」

高橋「そう思いますね。マルチタスクだったり、周りに同時進行で目が行っているということで言うと、保育園にお迎えに行くじゃないですか。そうするとママたちがいっぱい来ていて、自分の子どもを抱えながら、他の子どもがどこか行きそうだったらバッ!て手を引っ張るとか、しかも先生とも喋りながら(笑)。それ見るとすごいなと思います。」

山川さん「たぶん、自分の子抱えて、他の子にもちょっと目をやって、先生とも話している頭の中では夕飯のこと考えていたりするんですよ(笑)。」


副業は悪いこと?難しいこと?

山川さん「私自身もいろいろな方と関わる中で、副業やパラレルワークという働き方がママたちにもマッチするのかなと思っています。自分自身が実践する前の印象だと、「副業」はコソコソ悪いことをしているようなイメージがありました。たぶん、そういうふうに思ってしまう方もいるんじゃないかなと。世の中がコロナ禍になって、職場自体も仕事に対する考え方も変わってきて、だいぶその印象は薄くなってきたのかなと思いますが、実際に企業さんとお話をするときに、そのような話は出ませんか?」

高橋「出ますね。僕らがこの事業を始めようと思ったのは、ちょうど令和に変わるタイミングで、都内の方だと副業解禁している会社が増えてきていましたが、山形というか地方は、企業側がなかなか対応しきれていないと感じていました。何がネックになっているかなんですが、(副業人材を)試す前に、就業規則を変えるのが億劫だとか、こういう問題が起きたらどうしようというのが先に来て、優先順位が下がっているということはあるかなと思います。」

山川さん「他にお願いされた仕事で収入を得るのが良いのかどうか、会社の就業規則を見ても書いていなかったりするんですよね。何となくそれに近いことは書いてあったり、先輩たちがきっと駄目だろうと言っていたりすると、自分の中で決めつけてしまうのかなと思います。ですが、今は世の中が追い風になっていて、やりたいという気持ちでチャレンジしやすい雰囲気になっていると思います。」


山川さん「会社さんとしても、億劫だとかトラブルがありそうだからと言っていたところがいくつかあったということですが、PARASUKUに掲載するにあたって考え方が柔軟になるのは、どういうお話をされたからなんですか?」

高橋「過去の成功事例を伝えるのもそうですし、契約の仕方ってどういう形が良いんだろう、トラブルあったときってどうしたら良いんだろうなど、細かいところが分からないから止まっているだけというケースもあって、調べてみるとそんなに難しくないんですよ。情報が浸透していないだけなのかなと思いますし、価値観でいうとPARASUKUに掲載してくださる企業の社長さんは若いですね。世代間ギャップみたいなところも何となく感じています。」

山川さん「私もその時代には生きていないですが、勤めたら定年まで勤めあげるという時代ももちろんあったと思うので、転職という言葉自体もその世代のみなさんには引っかかるのかもしれませんね。なかなか、当事者が声をあげて『副業やりたい!』とは言いにくかったりするから、そのあたりは高橋さんやPARASUKUさんに取材という形で来てもらって、経営者の人に柔軟な働き方のディスカッションをしてもらう誘導の仕方もありですね。」


何のためにパラレルワークをするのか?

高橋「この事業をやり始めてみて意外な発見もあって、副業しようという人は基本的に優秀なんですよ、行動力もあって。さらに、副業をされている方って、どちらかというとお金のために働いているというより、経験だったり将来へのリスクヘッジだったり、そういうところの対価を求めている傾向があります。」

山川さん「私が本業とは別の仕事で関わっているメンバーも、同じように副業でその仕事をしていて、副業同士でチームを組んで仕事を成し遂げることがよくありますが、本当に多種多様。その人脈ができただけでも良かったなと思えます。高橋さんがおっしゃるように、自分が好きでやってるから、気持ち的な部分で動いている部分もあるのかなと思います。今ご覧いただいているママさんたちも、仕事と家事で手一杯かもしれないけど、趣味として副業という形をとるのも良いのかなって。『仕事しなきゃ!』と考えるよりも、楽しむためのひとつの手段として捉えても良いのかなと思います。まずは会社の理解が必要ですけども。」

高橋「そうですね。(会社に)言ってみたら意外とOKというケースもあるんじゃないかと思うし、あと僕が副業していて思ったのは、ひとつの世界しか知らない状態で働いているよりも、外からの目線を持てることで、視座が広がって幸福度が上がるということですね。」

山川さん「まったく同じ職業で本業と副業をやってしまうと、そこは問題が出てくるかもしれませんが、全然違うジャンルで関わることで、相乗効果のように自分も成長できるし、会社もいろんな人材を抱えることで成長していくきっかけになるのかなと思います。」


対談の後は、コラム『主婦・主夫の方におすすめの仕事特集』に沿って、実際の求人情報もご紹介しました。山川さんからの率直なご質問のおかげで、書いてある内容よりも実はもっと柔軟で難しくない仕事だということが伝わったのではないかと思います。

さらに、山川さんがPARASUKUへのワーカー登録を実践。いきなりプロフィールをすべて完成させなくても、登録だけしておけば新着情報をメールで受け取れたり、コンパスや取扱説明書を作りながら自分自身について整理できるというメリットを、実際の画面を見ながら説明していただきました。


山川さん、見てくださったmama*jamのみなさん、大変ありがとうございました!
mama*jamさんは、山形にゆかりのあるママたちが集うオンラインコミュニティです。ママ同士の情報交換や交流など、ご興味のある方はぜひ以下のサイトやSNSアカウントをご覧ください。

これからも、パラレルワークやPARASUKUをもっと身近に感じていただけるようなイベントを企画していきたいと思っております。ぜひお楽しみに!