コラム #006

企業インタビュー副業ハウツー特集
2022年1月19日

PARASUKUってどんなサービス?事業部に聞いてみた

こんにちは、PARASUKUコーディネーター兼ライターの升屋です。PARASUKUに関わらせていただいている内に、PARASUKUについてもっと知りたい!好きになりたい!と思うようになりました。

そこで、さらに事業内容を深く知るために、PARASUKU事業部の色摩(しかま)ゆかりさんへの逆インタビューを企画してみました。PARASUKUとはどのようなサービスなのか、根掘り葉掘り聞いてみましたので、ぜひ興味がある方は参考にしてください。

PARASUKUについて

まず、PARASUKUがどのようなサービスなのかお聞きしました。

色摩「一言で言うなら、パラレルワークを主題にした山形発の求人メディアです。企業様に取材をした上で求人記事を掲載し、ワーカーさんにサイト上からエントリーしていただいています。さらに、企業側からワーカーさんへスカウトできる機能も追加し、双方向のマッチングを目指しています。
ただ、私達が実現したいことをもっと掘り下げていくと、サービスの本質はもうちょっと広いものだろうと思っています。」

色摩「PARASUKUを媒体として人と人が繋がり合う、コミュニティのような機能を果たせればと考えています。求人メディアとは言っていますが、仕事はあくまできっかけであり、広く人と人との”縁”を結んでいく場所。PARASUKUでできた人の繋がりが、地域をより活性化させていくことに繋がっていけば良いなと思っています。」

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なぜパラレルワークなのか?

パラレルワークにこだわる理由をお聞きしました。

色摩「PARASUKUのプロデューサー兼コーディネーターである高橋が、当初から"若い人に選ばれる地元をつくる"ことをミッションとして掲げており、それを達成するための1つの方法がパラレルワークなのではないか、と仮説を立てたのが、きっかけだと聞いています。」

色摩「地方は仕事の選択肢が少ないイメージがありますが、その固定概念を崩し、地方にもいろいろな仕事や働き方、生き方の選択肢があるということを提示していきたいと思っています。それが、若い人にも地元を選んでいただけるきっかけになるのではないかと。」

PARASUKUが全てをクリアにする理由

PARASUKUはお金の流れやビジネスモデルを全てオープンにしています。求人サイトとしては珍しいと感じ、この意図について聞いてみました。

色摩「クリアにしているのは、ワーカーさんや企業さんとPARASUKUがフラットに繋がり、一緒にこの地元を盛り上げていく仲間になりたいと考えているからです。クリアにしないと、PARASUKUに共感して協力したいと思ってもらえないでしょうから。オープンにすることで、一緒にプロジェクトに関わっている意識を持っていただければ嬉しいです。」

求人インタビュー記事へのこだわり

PARASUKUの特徴といえば、求人ごとに事業者インタビューを掲載している点。この意図やインタビューで心掛けていることをお聞きました。


長井市役所職員の佐藤和之さん(写真奥)と、PARASUKUコーディネーター高橋(写真手前)

色摩「ワーカーさんには、インタビュー記事を読んで共感して企業を選んでもらいたいと思っています。例えば、社長さんや担当者さんの想い、事業をやっている背景等を含めて伝えることで、より納得したマッチングに繋がると思っています。」

色摩「事業内容や目指したい姿について、社長さんや担当者さん自身の言葉で語っていただけるように気をつけています。ただ、もともと明確に定まっておらず、一緒に考えていくこともあります。PARASUKUの取材が、言わば企業のブランディングになることもあり、一緒に言語化していくところにも役割があると思っています。」

求人記事で必ず掲載されている”しごとコンパス”。この導入意図もお聞きしました。

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色摩「元々は、プロジェクトの企画をするときなどに整理用に使っていたものなのですが、それを求人マッチングにも応用しました。ワーカーさんのコンパスとしごとのコンパスを重ねて見たときに近いものがあれば、仕事選びの手助けになるのではないかと考えています。」

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コンパスの下にあるしごとパラメーターの活用方法についてもお聞きしました。

色摩ストレスマネジメントを考えるときの手助けとして、肉体労働・頭脳労働・感情労働それぞれの負荷を示したパラメーターを掲載しています。パラレルワークで仕事を複数持つと、どうしてもキャパオーバーになってしまう可能性もあります。そこで、たとえば本業で頭脳労働のウェイトが大きい場合、頭脳労働の負荷が大きくない仕事を副業として選ぶと、バランスが取れるかもしれません。」

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自分の長所で選ぶ方法も良いのでは?とご提案してみたところ…

色摩「そういう使い方もあると思います。本業の得意分野を副業でも活かしたいという観点もあるでしょうし、人によっては本業とのバランスを取りたいという方もいらっしゃるでしょう。自分に合った仕事を選べるようにパラメーターを使っていただければと思います。」

ワーカーさんの声からわかったPARASUKUの役割

PARASUKU利用者から届く声について伺いました。

色摩「現在PARASUKUに登録していただいている方は、今までの求人メディアには載っていないような仕事を求めていらっしゃる印象があります。実際PARASUKUでは、一緒に新しいことに挑戦していく仕事、これまで掘り起こせていなかったような仕事も載せているので、それに興味を持って使ってくださっている方が多いようです。この前アンケートを取ったときも、ハローワークにないような求人があるので登録しましたというお声をいただきました。」

色摩「一方で、ライターの仕事をしたいなど、特定の職業や会社に対して想いがあり、その求人をPARASUKUで見つけたことでエントリーできたという例もあります。そういう意味では、ちょっとニッチなところにも刺せているのかなと思います。」

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都会にはあっても、山形ではあまり掘り起こせていない仕事もあるかと思います。そこを増やしていく予定があるかをお聞きしました。

色摩「それが強みであり、今後の課題でもあると思っています。まだまだ今載せている求人は多くないですから、地元の企業でもっと仕事を掘っていくことが、今後の課題だなと思っています。」

色摩「企業さん自身もその職種の必要性に気づいていなかったり、考えることに手が回っていなかったりしますので、業務を小分けにしていき、ここのスポットに人が来てくれれば、こんなふうに助かりますよね!みたいに掘り起こしていければ、また新しい仕事が生まれてくるだろうと考えています。」

PARASUKUの未来図

最後にPARASUKUの未来図についてお聞きしました。

色摩「PARASUKUのミッションは、“若い人に選ばれる地元をつくる”ことです。ところで、若い人ってどんな人のことだろうって思いませんか?これは別に、年齢的に若いという意味でなく、何か新しいことを学びたい!チャレンジしたい!という意欲がある人って、いつまでも若いと思うんですよね。そういう意欲はあるけれども、山形でその方法を見つけられていない人に対してPARASUKUを届けていくのが、私達がやるべきことだろうなと思っています。」

色摩「PARASUKUで多様な選択肢を用意した上で、やりたいことを選べる地元にする。そして、人が集まり繋がり、最終的に活気あふれる地元にすることが、私たちが目指しているところです。」

あとがき

PARASUKU事業部の色摩ゆかりさんにお話を伺いました。

PARASUKUは仕事という側面を切り取っていますが、最終的なゴールは人と人との繋がりの豊かさにあるんだなと、改めて意識することができました。

しごとコンパスやしごとパラメーターの導入意図などもお聞きすることができ、よりPARASUKUを活用する方法を知ることができました。ということで早速、自分のコンパスを書き直してみました。

コーディネーター升屋豊久のプロフィールページはこちら


今回得られた新しい発見をプラスし、関わる全ての皆様と一緒にPARASUKUを素敵なサービスへと成長させていきたいと思います。

PARASUKUでは、地元山形を一緒に盛り上げていきたいという方を随時募集中です。PARASUKUに関わることで多くの素敵な方と知り合える機会も増えました。

ワーカーやコーディネーターとして関わっていきたいという方は、気軽に登録&事業部に連絡してみてはいかがでしょうか?
きっと、仲間が増えたと、事業部の面々も喜ぶと思いますよ。
(文:升屋豊久)

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