コラム #008
パラレルワーク体験記 〜Webディレクター×製造業〜
こんにちは、PARASUKUコーディネーターの升屋です。
今回、PARASUKUを通して素敵なパラレルワークの機会をいただいたので、そのご報告と感想をこの記事にまとめたいと思います。
私は、昨年(2021年)12月の2週目から4週目にかけて、アズマ化成株式会社が求人していた短期での梱包のお仕事に、パラレルワーカーとして参加しました。
アズマ化成株式会社は、山形県米沢市にある発泡スチロールの製造会社です。
実際の仕事内容は、発泡スチロール関係ではなく、商品を段ボールに梱包して、段ボールを積み上げて運ぶという単純作業かつ重労働だったのですが、普段はなかなかする機会がないお仕事だったので、とても多くの気づきがありました。
この記事では、実際にパラレルワークをすることで気づいた点を述べていきたいと思います。これからパラレルワークをしてみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
気づき1:頭脳労働と肉体労働の比率を考える良いきっかけに
私は、頭脳労働中心のWeb業務を本業としています。そのため、アズマ化成さんでの仕事は久々の力仕事ということで、少なからず不安がありました。しかし、実際に仕事をしてみると、新しい仕事にむしろ充実感を覚えました。
いつも頭をメインに使って仕事をしているので、身体に対する疲労はあまりありません。しかし、今回の仕事は力仕事。身体をフルに使っているという感覚から、「仕事をした!」という充実感が桁違いでした。これは、Webの仕事がマンネリ化している私にとって、逆に良いリフレッシュの機会になりました。
ここから気づいたのは、パラレルワークでは、いつもと違う職種にチャレンジしてみるのも案外良いのではないか、ということです。
一般的にパラレルワークというと、自分の専門性を活かして仕事することをまずは考えると思います。実際私もそうで、PARASUKUと初めて出会った頃は、自分のスキルを活かして働くことを希望していました。しかし、アズマ化成さんでの仕事を体験した今、それだとより多くの時間を頭の酷使に当てるだけで、頭がいっそう疲弊し、仕事を酷に感じてしまうのではないかと思うようになりました。
いつもとは違う能力を発揮する仕事にチャレンジできるのは、パラレルワークのメリットです。
自分も、今後のワークライフバランスにおいて、頭脳労働と肉体労働の比率は考えていきたいと思いました。
気づき2:自分の仕事に対する姿勢を顧みる機会になった
自分とは異なる業種で働いていらっしゃる方々の姿勢から学べることは、とても多かったです。
私は普段Webの仕事をしているので、アズマ化成さんのような製造業の方々がどのように働いていらっしゃるのか、失礼ながら詳しく知りませんでした。今回、パラレルワークをして製造業の仕事に初めて触れたことで、このように製造業で働いてくださる方々がいらっしゃるから私たちの生活が成り立っているのだと、再確認することができました。
普段決まった人間関係と仕事だけに向き合っていると、他の業種で一生懸命働いている人の存在を忘れがちになってしまいます。アズマ化成さんでの短期の梱包作業は、そんな当たり前だけど忘れていた大事な気持ちを思い起こさせてくれる、良い機会となりました。
みんな一生懸命仕事を頑張っている、だから私も自分の仕事を一生懸命頑張ろうと、気持ちを新たにすることができました。
気づき3:パラレルワークの時間配分はしっかり考えるべき
今回、日頃とは違う業種への挑戦で、とても充実感を持って働けていたのですが、やはり自分の本業とのバランスは考えるべきだという経験もしました。
最高で週4日アズマ化成さんの仕事に入った週がありましたが、さすがにこの時は充実感を通り越し、身体への大きな疲労のため、本業にもなかなか身が入らない状態に…。
学べることも多いので、多くの時間を新しい仕事に割くのも良いですが、いつもと違うことをするということは、身体や頭がまだ慣れていないともいえます。ここはワークライフバランスをしっかりと考えて、シフトを組む必要があるなと感じました。
理想的なパラレルワークの時間配分として、例えば本業の集中力がきれるタイミングを狙って、午後からは肉体労働に切り替えるなど、自分に合わせた最適化を考えていった方が良いと思います。
上手く工夫すれば、パラレルワークでより充実したワークライフを歩めると思いますが、結局のところ無理は避けるのが賢明だということですね。
気づき4:新しい職場では自分からアクションを起こすのも大事
もう一点は、やはり新しい職場なので、最初は職場の人との距離を感じると思います。そんな時は、自分から勇気を持って話しかけてみると良いと思います。また、仕事で何か意見があれば、伝えてみるのも良いかもしれません。
職場に誰か話せる人がいると気持ちが楽になりますよね。偉そうなやつだと思われるかもしれませんが、コミュニケーションしたほうがお互いのためだと思いますので、そこは何かあれば言ってみるべきかなと思います。
PARASUKUの理念に共感して求人を出している企業さんの中には、あなたの意見を無下にするような職場はないと思いますので、そこは勇気を持って提案してみると良いかもしれませんね。
パラレルワーク体験まとめ
ここまで、パラレルワークを体験してみて思ったことなどを述べてきました。
特に大きな発見としては、パラレルワークとして新しい職種に挑戦してみるのはかなり良い経験になるということです。
スキルがないから新しい業種や職種は難しいかなと考えがちですが、PARASUKUでは勇気さえあれば誰でも挑戦できるような、ハードルが低く設定された面白い仕事をたくさん揃えています。
「新しい仕事をしてみたいなぁ、けどハードル高いよなぁ…」と悩んでいる方は、まずはPARASUKUをきっかけに、新しい業種や職種と新しい出会いを始めてみるのも良いのではないでしょうか。
自分も、今後面白そうな仕事がPARASUKUに掲載されたら、挑戦してみたいです。
この記事が、これからパラレルワークをしてみようかなという方の背中を押せるものになったのなら幸いです。