副業
米沢を未来へ繋ぐプロジェクトマネージャー(またはアシスタント)のしごと

生活関連サービス業・娯楽業

仕事の紹介

今動いているプロジェクトだけで30個。まだ動いていないアイディアも合わせたら40~50個。新しいプロジェクトアイディアが次々に生まれ、ものすごいスピードで同時に動き続けている会社が、プラットヨネザワ株式会社です。


(米沢のまちづくり拠点施設「マチスタジオ」。プラットヨネザワ株式会社がオフィスとして利用している。)

山形県米沢市を拠点とするプラットヨネザワ株式会社は、観光DMO事業を軸に、「人」「お金」「情報」が米沢に残るプラットフォームづくりを目指しています

◎DMO(Destination Management/Marketing Organization:観光地域づくり法人)とは?
観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協働しながら、戦略を策定・実行するための専門的知見を備えた法人のこと。 情報化やインバウンド拡大の波を受け、観光地競争が激しくなる中、日本全体として必要性が増している。

プラットヨネザワ株式会社の代表である宮嶌浩聡さんは、2017年に地元である米沢市にUターンした際、ドラッグストアなどの全国チェーンのお店やWebを通じて人・お金・情報が外に出ていく仕組みはある一方、地域の中にそれら経営資源がたまる仕組みがないことを課題に感じたそうです。さらに、コロナ禍によって地域が地盤から揺らぐ事態となり、10年後も20年後も米沢に住む人が使い続けられる仕組み、人・お金・情報が米沢に残るプラットフォームを作っていかなければならないと、思いを強くしました。


(プラットヨネザワ株式会社 代表 宮嶌さん)

その手段として観光DMOの設立に乗り出しましたが、宮嶌さんの考えるDMOは、決して観光だけに留まるものではありません。

「DMOの頭文字” Destination”は、直訳すると『目的地』ですが、本質的な意味合いからすると『なぜそこにいるのか、そこにいる理由』になります。観光だけでなく、人に会いに来る、自分を探しに来る、就学・就職など、ありとあらゆることが『いる理由』になってくるはずです。観光はもちろん主としてありますが、人がここにいる理由をいかに作っていくか、いかにマネジメントしていくか。それを、地域の人と合意形成しながら、科学的なアプローチを含めて実践する組織がDMOであると考えています。」

一般的なDMOと比較して、根本から考えを異にする米沢版DMO。全国的に一般社団法人や公益社団法人の形式をとることが多い中、プラットヨネザワは株式会社であることもまた特徴のひとつです。責任の所在をはっきりさせ、民間のスタートアップとしてトライ&エラーをスピーディーに回していくスタイルが、DMOでは珍しい強みになっています。

現在、以下のプロジェクトでプロジェクトマネージャーやアシスタントを募集しています。興味のあるプロジェクトがあれば、ぜひ手を挙げてみてください。


1. 韓国インバウンドの拡大を目指す、アンテナショップ立ち上げプロジェクト

日本との行き来が最も多い国・韓国。東北地方でも、有名リゾートホテルがある青森県には、多くの韓国人旅行客が訪れています。

では、どうすれば米沢のことも韓国人旅行客に知ってもらえるのか。この土地の武器となるのが、米沢牛・日本酒・フルーツといった食の恵みです。しかしながら、東京にアンテナショップを出店したとしても、競合がひしめく中で勝ち抜くことは難しい。
そこで宮嶌さんが狙いを定めたのは、長崎県対馬市でした。


対馬は、九州の北西部に位置する離島。韓国・釜山からフェリーでわずか1時間の距離にあるため、年間40~50万人もの韓国人旅行客が訪れます。
対馬の名物は、新鮮な魚介類や九州名産の焼酎。米沢・置賜の武器であり、韓国人旅行客も求めているだろう和牛や日本酒の生産は盛んでないことに、宮嶌さんは注目しました。対馬に米沢のアンテナショップをつくり、年間40万人の韓国人旅行客をマーケットとして米沢の認知拡大を図ることが、本プロジェクトの狙いです。


さらに、釜山では2030年に万博が開催されるため、釜山を訪れた世界中の旅行者が対馬に流れることも期待できます。

現在、アンテナショップ出店にあたり、地域の方たちとの交渉や、マーケティング・SNS管理を担ってくれるアシスタントを募集しています。


2. 米沢上杉まつり川中島合戦PRプロジェクト

2022年、プラットヨネザワ株式会社では、教育事業を展開する株式会社探究学舎(東京都)とともに、「リアル戦国探究学習 in 川中島」という教育プログラムを実施しました。都市圏に住む親子をターゲットとしたこのプログラムは、米沢上杉まつり川中島合戦に参加できると同時に、探究学舎の講師陣による探究授業を受けられるという2泊3日のプログラム。高価格帯の受講料であるにもかかわらず、1日で定員が埋まりキャンセル待ちが50組も出る、大人気プログラムとなりました。


「実際にこのプログラムをやってみて衝撃だったのは、参加者の中で川中島合戦を米沢でやっていることを元々知っていた人が0人だったことです。僕らは有名だと思っていますが、全国的には全然知られていないんです。一方で、参加者の満足度はものすごく高い。このギャップをどう埋めていくか、という問いをプロジェクトにしています。」

首都圏のターゲットに向けたPR戦略は先行して進んでいるため、あと必要なのは、販売する部分の設計や、プログラムの実施・運営に関わる部分。これらの実務を担いリードしてくれる人材、あるいは委託先となる企業を募集しています。


※人材を募集しているプロジェクト情報は、随時追加していく予定です。


宮嶌さんがDMOを設立する際、米沢のキーマンたちに伝えた言葉は、「協力してください」ではなく「託してください」。イメージが掴みにくいDMOという組織の設立において、昔から米沢の観光を支えてきた人たちと世代間のすれ違いをつくらず、みんなが乗れる船にする——。そんな宮嶌さんの想いが、多くの人たちを動かしました。

「僕が『託してください』と言ったこともそうですが、ステークホルダーとなる人たちが、『分かった』と僕たちに託してくれたことが、米沢の大きな可能性なんです。それも決して、僕一個人に託されたのではなく、僕らの“世代”に託されたのだと思っています。」

世代交代が進み、先代からバトンを受け取った40代前後の経営者も増えている米沢。宮嶌さんを含む、彼ら世代の有機的なつながりから、面白いプロジェクトがこれからもたくさん巻き起こってくると思います。

あとは、この溢れるアイディアを一緒に形にしてくれる人が必要です。本記事に書いていないプロジェクトもたくさんあるため、興味をもった方はまずは話を聞きに来てください。「やりたい!」と思えるプロジェクトが、他にも見つかるかもしれませんよ。ご連絡をお待ちしています。
(文:色摩ゆかり)

公開日:2023-10-04

しごとコンパス

コンパスとは?
  • コンパスとは

    PARASUKUでは、働く人と仕事(企業)の
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    「コンパス」として定義。
    ワーカーは自身のコンパス、企業は仕事のコンパスを
    それぞれフラットに作成します。
  • 横軸は、時間軸。

  • 縦軸は、空間(関係)軸。

  • 四隅は、本質的な要素を補う品質的な要素。

  • 互いの仕事観を重ね合わせて、
    最適なしごとやワーカーを見つけよう。

しごとパラメーター

雇用形態業務委託(個人だけでなく企業としてのご応募も可能)
勤務時間業務委託のため指定なし
勤務地住所リモートワーク可(定期的に米沢に来ることができる方歓迎)
希望スキルプロジェクトマネジメント経験がある方歓迎
報酬業務内容により応相談
社会保険-
手当-
応募条件特にありません。
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