2021年3月、「ハウスドゥ」山形1号店をオープンさせた株式会社ONE。代表取締役の井澤祐一さんは、6年間勤めていた大手旅館から独立し、全く異なる不動産業界で自身の会社をスタートさせました。

旅館に勤めていたころから新規事業の立ち上げを数多く担当し、「ゼロからイチを生み出す」ことが自身の性に合っているという井澤さん。不動産業から始まった株式会社ONEですが、お客様の人生に寄り添うことを軸に、これからも様々な“イチ”を生み出していく可能性を抱いています。

今回募集するのは、ハウスドゥ成沢西店のスタッフとして、物件売買の一連を担う営業担当者（エージェント）。お客様が求める物件を一緒に探し、お客様と面談をして契約、引き渡しまでを担う他、不動産業者やハウスメーカーとのやりとり、物件の情報を集める仕事もあります。さらに、これからの事業展開によっては、携わる仕事の幅が広がっていく可能性もあるため、新しいことにワクワクできる方に、特におすすめできる求人です。

まずは、井澤さんが会社を立ち上げたきっかけからお話をお聞きしました。

「新しい事業を自分で生み出したい、山形に根付くことをしたいという思いが一貫してありました。どんどん人口が減っていってしまっている時代ですが、山形に何か面白いものをつくろう、山形から若い人が出ていってしまうのを減らしていこう、と。その一環として、住まいの提供を手段として行っているのですが、実際は暮らしのサポートとしてもっといろんなことができると思っています。まだまだ小さい会社ですので、まずは不動産からスタートを切ったところです。」

井澤さんを含め、立ち上げメンバーはみなさん不動産業界が未経験だったそうです。そんな中、フランチャイジーであるハウスドゥのノウハウは、立ち上げ時の大きな支えになったといいます。また、不動産フランチャイズが他にもある中でハウスドゥを選んだのには、こんな理由も。

「うちは業界経験者をあえて入れずにスタートしましたが、逆にいえば業界の常識や固定概念に私たちはとらわれていませんし、それが良いと思っています。ハウスドゥを選んだのも、社長さんが言っている“この業界を変える”、“お客様のための業界へ”という言葉に共感したからなんです。この業界の不透明な部分を払拭しようという発想が好きだったので、そういう会社だったら山形に立ち上げてみても面白いんじゃないかと。業界の今までの固定概念にとらわれない方針が、他にはない良さだと感じました。」

業界の中でいわばチャレンジャーである株式会社ONEが大切にしていることは、単なる“モノ売り”にならないこと。住宅という、人生の中で一番といっても良い大きな買い物に携わるからこそ、いかにお客様との信頼関係を築いていけるかが重要だといいます。

「モノを売るだけになってしまうと、相手が本当に望んでいるものを無視した提案になっていってしまいます。当然ですが、お客様の目線に合わせた提案をしていくことが大事なんです。ですから、頑張って販売していこう、この物件に合う人を見つけようとは社員に言いますが、『絶対にこの物件を売ってこい』といった言い方はしたことないです。」

お客様が望むものに合わせた提案。それを突き詰めていった先、井澤さんの構想の中には、物件の販売に留まらない様々な可能性が浮かんでいます。中古物件のリノベーションや、社会問題化している空き家の利活用など、社会へ与えるインパクトも、徐々に大きなものになっていくかもしれません。

「お客様が選べるものを増やす、選択肢を広げる。うちに来たらこれしかないということではなく、もっと広く提案できるような形をつくっていきたいです。うちに相談に来てもらえれたら解決できるような体制をつくっていて、お客様の選択肢が広がるサービスを提供していきたいと思っています。」

このような事業展開に照らしたとき、今回の求人でも、業界の経験があるかどうかよりも、「ゼロからイチを生み出すことにワクワクできるかどうか」がポイントになってきます。

未経験の場合どのようにスキルを積んでいけば良いのか気になるところですが、その点はフランチャイズ店舗であるメリットがあり、ハウスドゥが提供する多彩な研修プログラムを受講できるのだとか。研修や社内でロールプレイングを経験しながら、業務の流れを掴んでいくことができるため、未経験でも挑戦しやすい環境が整っています。

「私たちもまだ始めて3年目（2023年時点）なので、業界の中では新人です。私も自分の会社を立ち上げるのは初めてで、ゼロからスタートしてイチを作ってきました。ハウスドゥとしては山形1号店、それに地域ナンバーワンやプラスワンなど、いろいろな思いが“ONE”という社名に繋がっています。ちなみに、私の名前にも“一”が入っているのですが(笑)。」

「今までなかったものを最初に作るというのは、ハードルが高いしみんなやりたがらないことだと思います。ですが、山形にもどんどん新しい魅力を生んでいかないといけません。山形に楽しい未来、明るい未来をつくっていくために、私はどんどん新しいことをやっていくので、今までの固定概念にとらわれない発想ができる方に仲間に加わっていただけたら嬉しいです。」

（文：色摩ゆかり）