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仕事の紹介

細ちぢれ麺の『米沢らーめん文化』が根付いている山形県米沢市で、中太麺のつけ麺屋を始め、市内に5店舗(心心グループ)、台湾にも出店するほどまでに成長した株式会社やまが田の三浦敏彰社長に仕事への向き合い方を伺いました。

「ラーメン屋を始める10年前、仕事で東京に行った時につけ麺を初めて食べたんです。ラーメンが好きで色んなところを食べ歩いていたのですが、つけ麺の美味しさに衝撃を受けたんですよ。
それから、都内の有名店を食べ歩いて、”この美味しさを地元(米沢)にも伝えたい”と思ったことが、ラーメン屋を始めるきっかけになりました。」


三浦さんの考えに賛同してくれたスタッフが、ラーメン店へ修行に行き、2015年に1号店となる『つけ麺屋 心心』をオープンするに至りました。 全粒粉を使ったこだわりの自家製麺も完成し、いざこれからという時、大きな壁にぶつかったそうです。

「最初は、資金も潤沢でなかったので、居抜き物件を探して内装も自分とスタッフで手掛けましたね。これから忙しくなるぞと構えていたんですが、全然お客さんが来なくて、参ったなぁと頭を抱えました。
私個人の失敗ならいいんですが、修行に行ってくれたり、オープン前から手伝ってくれている社員のことを考えると、本当に頭が痛かったですね。」

米沢ラーメンが根付いている町では、食べ慣れていないつけ麺は、なかなか受け入れてもらえず客足が伸び悩んだそうです。自信の一杯が出来たのに、届かないことに悔しい思いを募らせていたということでした。 そこで、新しいものを取り入れることに抵抗が少ない若者に着目して、若者向けのにメニューを増やしたり、割引サービスなどを展開していったことが功を奏することになります。


若い方が食べに来てくれて、お店に賑わいが生まれると、今まで様子を見ていた人たちも食べに来てくれるようになって、徐々に受け入れてもらえるようになってきました。あの時は、つけ麺もアリだな、つけ麺美味しいな、つけ麺を食べに行きたいなといった、段階的な変化を感じましたね。」

その後、経営が軌道に乗り姉妹店が増えていくのですが、そこには『無理をしない』という三浦さんの哲学がありました。

「例えば、”今年中に新店舗をオープンするぞ”といった目標は立てません。そういった目標を立ててしまうと、是が非でも店舗を拡大をしようと無理がかかります。それは、現状で頑張ってくれている社員に無理をしろと言っているようなものです。
商売は、社長の自己満足ではないです。自分のエゴを満足させるために社員がいるわけでもないです。

「持論ですが、会社はスポーツチームのようなものだと思っています。私は、個人成績で注目されるよりも、チームで勝つ方が好きなのかもしれません。今月は売上が上がって良かった、少し低迷しているけど工夫して頑張ってみようと、喜びも苦労も、みんなで分かち合うのが好きなんです。

そう笑う三浦さんの周りに人が集まり、店舗が増えていったのは自然な流れのように思います。


「今、複数店舗を経営していますが、飲み屋街に〆ラーメンが食べられる場所が欲しい、国道沿いに物件が空いた、とお客様の声や条件の良い話をいただけて増えていったという具合です。
無理はしないとは言いましたが、お話があった時に動けるよう準備はしています。会社の機能を充実させて現場への負担を少なくしたり、社員の実力とモチベーションが上がってきたタイミングが合うなど、条件が合った時に事業を拡大してきました。まだまだ社員に満足してもらえているとは思いませんが、"みんながいるからこそ"という気持ちは伝わっていると思っています。

「台湾への出店も同じです。始まりは人と人の縁からでした。友人を介して、現地の方と親しくさせてもらったんですが、向こう(台湾)で、本当に良くしていただいて、彼が日本に来た時に、恩返しじゃないですけどサプライズなどをして楽しんでもらったんです。
そうしたら、私のことをとても気に入ってくれ、おまけに当社のラーメンの味を大変気に入ってくれて、台湾への出店を勧めてくれたんです。みんなと相談して、挑戦してみようと進出しました。

「台湾への出店自体はスムーズにいきましたが、経営はとても難しかったです。日本と違い、ラーメンを食べる習慣がなければ、食文化が違うのですから、ただ美味しいものを出すだけでは通じなかったです。
どうしたものか……と、また頭を抱えることになったんですが、そこも人の縁ですね。たまたま、夜市に出店するチャンスをもらえたんです。そこで、みんなのアイデアで、麺の手揉み実演パフォーマンスを行ったら、それが地元の若者にウケて、スマホで撮影されて広がって、段々と売上が伸びていったんですよ。」

このような経験があって、三浦さんの中では、"いかに伝えたい人に、伝えたい情報を伝えられるか"という思いが高まっていったそうです。

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「今現在、情報発信を各店舗が独自でやってくれているのですが、得意な店もあれば苦手な店もあって、中々に苦労をしています。彼らには、お店の運営に集中して欲しいと思っていますから、情報を取りまとめて発信をしてくれるような方を募集します。

SNSやインターネットを使って、ラーメンの美味しさを発信したいという方は、ぜひご応募ください。
最後に、三浦さんは、働くことに悩んでいる多くの人に、こんな言葉を伝えたいということでした。

人生は、自分で楽しく出来るものだと思います。環境は与えられるだけでなく作れるものです。希望する仕事に就けないから、もう無理だと人生を投げてしまうのはもったいないと思っています。
当社では、社員がやりたいことがあった時に、『いいよ』と言ってあげられるような職場を目指しています。色んなことに挑戦してみたい方は、ぜひ、一緒に働きましょう。」

心心グループ公式サイト

(文:池田将友)

公開日:2021-04-09

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