副業
美味しい里芋づくりのしごと

農業卸売業

仕事の紹介

山形市落合町のとある畑を上空から写すと、ナスカの地上絵のような絵が見つかります。
持ち主は、同市の下柳で里芋販売を専門とするさとう農園株式会社で、代表を務める佐藤卓弥さんは、”地球上のすべての作物を里芋にすることが夢”と語ります。

創業は明治33年になるんですが、最初は行商をやっていました。今は、この辺りには大きな道路があり、病院や商業施設がありますけど、昔は田んぼや畑しかない土地でした。買い物に不便な場所なので、行商はとても重宝したみたいですね。」

「その商品のラインナップの一つに、里芋があったんですけど、面白いのが、先代はその当時から皮を剥いて洗った里芋を売っていたんですよ。(※現在のさとう農園の主力商品も洗い加工の里芋。)
つまり、加工品を売っていたわけで、既に剥いたものがあればお客様に喜ばれ、付加価値で高く売れるということをわかっていたんですよね。で、それが当たったわけです。」

そういったことに加え、息子兄弟たちにリアカーを引かせて、誰が一番売上をあげられるかを競わせていたと言う逸話が残っているほど、初代は商売に長けた人だったようです。
そして、どんどん事業を拡大していくのですが、時代の変化で物流の形が変わり始めると、初代は行商の終わりが近いと感じ、三代目に「里芋を専門にやれ」と託し、行商から里芋専門の会社へと変わっていったということです。

「山形は、郷土料理として芋煮があり、また、秋には芋煮会があるので、一世帯あたりの里芋の消費額が日本一です。今でこそそうなりましたが、当時は、そういったデータがあるわけではありませんから、先代には先見の明があったとしか言えませんね。
でも、消費量は日本一ですが生産量は20番目ぐらいなんです。よく誤解されるんですが、山形が生産量一位だから消費が一位ということじゃないんですよ。」

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「誤解という点では、芋煮の発祥について様々な説があると思うんですが、この地域(下柳)では、お客様をもてなす料理として芋煮が振る舞われていました。でも、関東方面では、”芋は米が食べられない貧乏人が食べるもの”とされていたので、昔は(関東圏の)旅行者に振る舞うと、馬鹿にしてるのかと怒られたそうですね。」

"さといもや"として、里芋に関する歴史なども正しく発信していきたいと語る佐藤さんは、現在、『里芋主食化計画』なるものを実行しています。

「今も東南アジアなどでは、芋が主食として食べられています。本当に、日本で言うお米のような感覚で食べています。私は、日本でも、ご飯の代わりに里芋が食べられても良いだろうなと考えているんです。
里芋は、粘りはありますが味が主張をしないので色んなおかずに合います。それに、ペースト状にすれば、離乳食や流動食に応用できるので、赤ちゃんからお年寄りまで食べられる作物なんです。

里芋を食育にも活かせないかなとも思っています。おやつというとチョコレートやプリンといった大量の砂糖や人工甘味料を使ったものが多く、接種のし過ぎが様々な病気を引き起こしてしまうということがあると思います。
そういったものの代わりに、里芋の甘みだけを活かしたスイーツや、それこそ蒸しただけの里芋をテーブルの上に置いておいて、体に負担を掛けない間食を勧めるなんてことが出来てくると思うんです。」

さらに、佐藤さんは、『山形っ子の主食は里芋』ということが話題になれば、地域の魅力を全国に発信できる面白い武器になるとも考えているそうです。
また、里芋は、低カロリーで食物繊維が豊富で、コレステロールを下げるといった効能もあり、健康やダイエットを気にする現代にとてもマッチする食材かもしれません。

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「うちは"さといもや"なので、里芋にできることをとことんやってやろうと思っているんです。里芋の生産、流通、販売、加工食品開発と、色々なアプローチをすることで、本当に地球上の作物がすべて里芋になるぐらい、普段の生活に浸透させたいと思っています。

その佐藤さんの想いは、ペルーとの国際交流から着想を得た里芋畑の地上絵に現れています。

「今の時代、無農薬や有機栽培は当たり前になってきているので、それが宣伝の強みにならなくなっています。もっと里芋の良さを伝えるためには、インパクトあることが必要だと思い、まずは注目を集められるものとして地上絵を作りました。
地上絵から興味を持った人が、里芋について調べてみたら、お米の代わりに主食になるものなんだとか、健康にも良くて色んな料理に使えるんだと知ってもらえたら嬉しいですね。

「もし、変わった発想をしている会社があるんだと興味を持ってくださった方がいらっしゃったら、その地上絵の管理も含めて、美味しい里芋をつくる仕事をやってみませんか。
畑を綺麗にしたり、収穫をしながら、山形の歴史や食文化、食育や健康などを学んでみてください。」

一つのことに特化し、尖ったことをやることで、逆に広がりが生まれる仕事の面白さを体現しているさとう農園に興味を持たれた方は、ぜひご応募ください。
(文:池田将友)

さとう農園公式サイトはこちら

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しごとコンパス

コンパスとは?
  • コンパスとは 1/3

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    コンパスは3×3のマス目で表しています。
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しごとパラメーター

雇用形態応相談
勤務日数応相談
勤務時間8:00~17:00(イベント、作業により応相談)
勤務地住所山形県山形市下柳157-1
希望スキル農業未経験者OK
報酬日給6,560円~/時給820円~
社会保険なし
手当なし
賞与なし
応募条件特になし
その他

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高橋直記