日本と中国の架け橋になるために。

山形市にオフィスを構える「成豊商事株式会社」は、10年以上にわたって中国との貿易および日本企業への資材等の販売を行ってきました。取り扱う分野は、農業資材、建築資材、工場設備、人工芝、木材など多種多様です。

今回は、法人営業または事務を担当してくれる方を募集します。複業もOKですので、パラレルワークをしてみたい方の主業としてもおすすめです。

オフィスにお邪魔すると、玄関には華やかな胡蝶蘭と熱帯魚が泳ぐ水槽。ところどころに大きな観葉植物もあり、明るくフレッシュな雰囲気が漂っていました。
お話を聞かせてくださったのは、中国で生まれ育ち、30代のころ日本に渡って成豊商事を立ち上げた、代表の木村陽子さんです。まずは、会社を興した理由からお伺いすることに。

「私が日本に来た当時、メイドインチャイナの品物はイメージが良くありませんでした。日本だったら、手触りや使い勝手をお客様の立場で考えて作っています。一方中国は、もともと資材がたくさんある国なので材料は素晴らしいですが、作り方が粗いところがあります。だったら、自分の手で品質の高い中国製品を届けたい、日本と中国の架け橋になりたい。それが、この会社を立ち上げた原点です。」

中国既製品の輸入だけでなく、お客様の要望をくみ取ったオーダーメイド製造もおこなっている成豊商事。高い品質を保つために1点1点を検品し、納期管理も徹底していることが、お客様との信頼構築に繋がっています。

「メイドインチャイナだったら、頼まれれば一生懸命やります。設立から12年経ちますが（2021年時点）、ずっとお付き合いが続いているお客様もいらっしゃいますよ。成豊商事は毎日進化しているんです。」

日本品質を中国の価格で提供する。それは、両国にネットワークをもち、それぞれの文化を理解していらっしゃる木村社長ならではの視点であり、強みであると感じます。

「私は中国と日本2つの文化を持っています。それぞれの良いところ、悪いところを分かっていて、両方の間で物事を見ている感じです。日本人の方が中国の考え方になるということはないですし、中国人の方に日本の考え方になってほしいということもありません。文化はちょっと違うかもしれないけど、勉強しながら、いろいろ吸収しながら頑張っているんです。」

それぞれの価値観や考え方を尊重する姿勢は、社員のみなさんに対しても同じ。「毎日、社員ひとりひとりと話しますよ」と、とても気さくな笑顔でお話してくださいました。

「その方が持っているものが大事なんです。私は、個人個人の長所と短所を見ていて、長所をもっと伸ばしてくださいと言います。『こういう風にして』とは基本的に言わないので、自分なりに考えてやってくれる方だったら、うちと相性は良いと思いますよ。」

営業職の場合、まずは木村社長や先輩社員に同行して提案活動を行っていきますが、ゆくゆくは営業先の選定から個人に任せられるとのこと。どうしたら良いか決められない人には厳しいかもしれませんが、裁量が大きい環境で仕事をしたい方にはピッタリだと感じました。

「自分で選ぶということと、あとはお客さんとの相性です。お金をとるために行くんだったら、気持ちは動かないと思います。お客さんに合わせてお話をする。どこまでコミュニケーションを取れるかどうかですよね。」

自分が興味のある分野から営業活動をしても良いし、営業に限らず、スキルがあるなら会社の広告やシステムを作ってみても良い。社内での自由度は高く、社外でも複業可。柔軟なスキルは、柔軟な環境と働き方から生まれるのだろうと思います。

事務職の方は、書類の作成・管理、電話・来客応対などの総務・会計業務になります。ワードとエクセルを操作できる方で、会計の知識もあれば尚歓迎です。

自分の感覚を大切にしながら働きたい方、広い視野を持ってお客様の課題解決に貢献してみたい方、中国と関わる仕事をしてみたい方は、ぜひお話を聞きに行ってみてください。エントリーをお待ちしています。
（文：色摩ゆかり）

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