主業
将来独立したい方も歓迎!飲食店の店長候補のしごと

飲食サービス業

仕事の紹介

山形県山形市に本社を置く株式会社三栄本社は、「モスバーガー」「コメダ珈琲店」「昭和ホルモン亭」「なか卯」など多くのブランドのフランチャイジーであると同時に、「とん八」や「どんQ製麺」などの自社ブランドも展開。飲食業界のなかで、県内1位・東北2位の売上規模を誇る企業です。

様々なブランドの経営手法を学ぶことができる環境は、たとえば将来的に自分で飲食店を始めてみたい方にとって、他にはないメリットがある環境だと思います。三栄本社では、将来的に独立したい方も歓迎し、店長(候補)として働いてくださる方を募集しています。

まずは、これほど多くのブランドを展開する理由とその強みについて、総務部長の布施和敏さんにお話を伺いました。


布施さん「フランチャイズですと、決められたメニューがあり、戦略もすでに考えられていますので、我々は戦術を考えていくことになります。一方、直営ですと、メニュー開発から広報戦略、新しいシステムの導入まで、すべて自分たちで考える面白さがあります。従業員にも、マニュアルに沿って着実にこなすことが得意な人と、自由な発想で進める方が得意な人がいます。マルチブランドを展開していることで、各方面のノウハウを他方に活かしたり、人事面でも適材適所の配置ができるんです。」

近年、コロナ禍で大打撃を受けた飲食業界。しかし、三栄本社では、アルコールを提供するブランドの売上が落ちても、テイクアウトに強いブランドは売上が伸びるなど、多種多様な店舗を運営していることがリスクヘッジにも繋がったそうです。


そして、マルチブランドを展開する強みや面白さは、従業員のみなさんにとってもプラスに働くことがあります。

布施さん「モス一筋20年というスタッフがいましたが、『とん八をやってみたい』ということで、今はとん八の方で精力的に動いてくれています。モスはモスの良いところがありますが、とん八などの自社ブランドでは、バイヤーのような仕事もできますので、仕入れから携わる楽しみがあるんです。」

店長の仕事は、経営・人事面から調理・接客、自社ブランドであれば仕入れなど、店舗経営のすべてと言っても過言ではありません。
店舗全体を見渡して、様々な経験を積むことができるポジション。その働き方はどうなっているのでしょうか。

布施さん「社員は、月173時間働けば良いという決まりになっています。1日3時間しか働かないときもあれば、10時間になってしまう日もありますが、月の規定時間さえ守ればOK。シフトの組み方や採用も含めて店長の役割になりますから、たとえば、土日や子どもの行事がある日は休むといったように、子育てをしている店長などは上手く調整しているようです。モンテディオ山形のサポーターをしている店長がいますが、試合があるときはいっさい仕事しないんです(笑)。調整が上手い人にとっては、自由度が高いと思いますね。」

マネジメント力が大きなポイントになってくる働き方でありながら、早い人では22~23歳で店長に抜擢されるというから驚きです。布施部長のお話を聞きながら、飲食店の店長という仕事の面白味と大変さを感じていると、実際に店長をしている2人の社員さんにもお話を伺えることに。


モスバーガー2店舗の店長をしている今野さん(写真左)と、モスバーガー1店舗・なか卯1店舗の店長をしている海和さん(写真右)は、高校を卒業してすぐ三栄本社に入社。 今では、社内の中堅ポジションになっているお二人ですが、自分より年上の人も年下の人もまとめ上げていくのは、大変ではないのでしょうか。

今野さん「あまり意識したことないですね。一スタッフであれば、年齢はまったく関係ないですよ。」

海和さん「え、意識はするでしょ。自分はけっこう気を遣ってしまうかな…。」

と、意外にも正反対なタイプのお二人。
現在2つのブランドを担当している海和さんは、こんな大変さもあると言います。

海和さん「両方が問題を抱えたときに、どちらを優先するかという判断は大変ですね。同じモスであれば同時に進行できることもありますが、なか卯の問題とモスの問題はまったく違いますから。ただ、モスとなか卯では、客層から混み合う時間帯から全く違うので、それぞれの傾向が見えてくる面白さもあります。」

複数のブランドを渡り歩く。それはいわば、ひとつの会社の中でパラレルワークをしているようなものかもしれません。


他方、入社時からモス一筋の今野さん。「モスが一番楽しい」と、清々しく言い切ります。

今野さん「自分はずっとモスが良いです。モスしかやっていないからですけど、楽しくないことがないんですよね。その上で、お店が円滑に回ればなおさら嬉しいので、人間関係を特に大切にしています。バイトの子が好きなものから話を膨らませたり、『就職決まったの?』など他愛のない話をよくしますね。今、スタッフが数十人いますが、それぞれのデータといいますか、情報が一番大切なんです。」


一緒に話を聞いていた瀬戸口社長は、お二人の特徴についてこうおっしゃいます。

瀬戸口社長「今野さんの場合は、いろんな苦労と努力をしてきて、負けず嫌いだからこそ、相手に求めるものは求める。喋らないと求めるものは伝わらないわけです。海和さんの場合は、自分が頑張るタイプ。『俺を見てついて来い』という感じだね。たぶん、お互いやさしさの持ち方が違うんだと思う。今野さんは、相手に求めながら適度にフォローする。逆に海和さんは、相手に負担がかかるようであれば、自分がカバーする。」

店長と一言にいっても、そのタイプはさまざま。
では、どんな人が店長に向いているのでしょうか。

今野さん「私が思うのは、自分で努力できる人ですね。今、後輩の店長を育てていますが、やっぱり自分から質問してきますし、メモもよく取りますし、向上心が高いです。ここまでできるようになろうと目標を立てたり、できなかったときはどうしたら良いか、積極的に聞いてきます。」

海和さんコミュニケーションをとるのが上手い人は有利かなと思います。スタッフの中で話せる人と話せない人ができてしまうと、仕事も頼みづらくなったり、特定の人にばかり頼んだりしてしまいますから。」

店長として店舗を任されることは、会社の資金で一経営者になるようなもの。他業種ではなかなか無いような裁量の大きいポジションだからこそ、スタッフとともにお店を回す日々の達成感もひとしおのようです。

今野さん「ピークの時間帯の売り上げが来たときは、『自分たちよく回したな!』と思いますね。」

海和さん「自分は料理することが好きなので、特になか卯だと調理しているときが楽しいです。なか卯の担当になってまだ日が浅いのですが、その分、売り上げが来たときは『自分、回すの早いんだな』という達成感があります。」

今野さん自己肯定感が高くなるよね、店長は。

様々なブランドや業務を経験し、スキルと自信を高めていける環境が、三栄本社にはあると思います。40歳くらいになると、独立して自分のお店を立ち上げる人も多いとか。 将来自分のお店をもちたい夢がある方、チームの中で裁量の大きい仕事がしてみたい方は、ぜひお気軽に話を聞きに来てください。お待ちしています。
(文:色摩ゆかり 取材日:2022-10-25)

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公開日:2023-01-18

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コンパスとは?
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  • 縦軸は、空間(関係)軸。

  • 四隅は、本質的な要素を補う品質的な要素。

  • 互いの仕事観を重ね合わせて、
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しごとパラメーター

雇用形態正社員(試用期間3ヶ月)
勤務時間月173時間でシフト制(時間外労働:月平均15時間)/休日:月6日以上
勤務地住所勤務地に関してはエリア内(①山形・天童・寒河江・東根 ②米沢・南陽 ③鶴岡・酒田 ④新庄 ⑤仙台 ⑥福島)の転勤があります。
希望スキル食べることが好き・人が好き・飲食店経営に興味がある
報酬大卒:月給181,700円/短大・高専・専門学校:月給174,000円/昇給あり・賞与年2回
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