主業
サッカー好きが集うスポーツカフェ運営のしごと

複合サービス事業

仕事の紹介

『幼いころからサッカーをしていて、プロになることが夢だった』『サッカー関係の仕事をしたいと思っていた』という方、また、『カフェを運営してみたい』という方には運命を感じる仕事だと思います。」

そう話すのは、白鷹町で地域おこし協力隊事業を担当する須田瞳さんです。「サッカー」「カフェ運営」という言葉に心がときめいた方は、人生を変えるチャンスになるかもしれません。

今回のプロジェクトは、「サッカー好きが集うスポーツカフェの運営」。舞台は、人口約1万2000人の山形県西置賜郡白鷹町。周囲には雄大な朝日連峰や飯豊連峰がある自然豊かな土地です。小さな町ながら、平成8年にはサッカー場「東陽の里グランド」がオープンし、毎週土日祝日はスポ少などのサッカーの試合で多くの方が訪れます
「東陽の里グランド」は高品質な人工芝が整備されているため転んでもケガをしにくく、照明設備も整っているのでナイター利用も可能。白鷹町はサッカーが盛んで、親御さんや指導者も熱意があり、白鷹中学校は令和4年に全国大会出場を果たしました。このサッカー場に隣接する「東根コミュニティセンター」の2階は、サッカー場が一望できる穴場スポット。ここにサッカー好きが集うスポーツカフェをオープンさせ、多くの方が訪れる場所にしようというワクワクするプロジェクトなのです。

「サッカーの応援に来る親御さんなどから『暑さ、寒さをしのいで、寛げる場所がほしい』という熱い要望がありました。サッカーの大会は長時間になるので、付き添いの親御さんも大変です。周囲にはコンビニや飲食店もほとんどないため、訪れた方々が食べ物や飲み物を買ったり、楽しく過ごせる場所を作って喜んでもらいたいと考えました。」

と、コミュニティセンター長の衣袋幸治さんは話します。


(2階からはサッカー場と雄大な朝日連峰が見えます)

カフェとなる空間は10m×20mほどで、十分な広さがあります。窓からはサッカー場が一望できるので、窓側をカウンターにしたり、子どもたちが遊べるコーナーやサッカーゲームができる場所を作ったりといろいろなアイディアが出ているそうです。

「イスやテーブル、内装などは一から整えることになるので大変だと思いますが、自由な発想を持って挑戦したい方は大きなやりがいを感じられるはずです。カフェ経営は初めて、DIYはしたことがないという方でも安心してください。熱意とやる気を持って頑張る方を応援してくれる人たちが白鷹町にはたくさんいますよ。私も全力でサポートします。」

と衣袋さんは微笑みます。

「サッカーは好きだけど、カフェ運営ができるか不安」という方をサポートしてくれる心強い助っ人もいます。優しい笑顔が魅力的な、「どりいむ農園直売所」園長の大沼雅裕さんです。この直売所はサッカー場から車で2分ほどの場所にあり、新鮮な農産物を目当てに多くの方が訪れる大人気スポット。お店に並ぶ品目の数は県内1位で、米や野菜、肉まで地元産のおいしい農産物を販売しています。

また、東根地区コミュニティセンターでは、「この地域には、地元の伝承野菜の一つ『岡の台ごんぼ(ごぼう)』があります。地域の宝物であるこの野菜を粉末にして練りこんだうどんを開発し、令和4年から東陽の里まつりで提供したところ、大好評でした。カフェでは、岡の台ごんぼのうどんのほか、地元のおいしい食材を使ったカフェメニューを一緒に考えていきたいです」と話します。サッカーと関連付けたメニューとして地元産の米をおにぎりにしてサッカーボールをイメージして海苔を貼り付けたり、背番号を描いたラテアートやオリジナルスポーツドリンクを開発するなどさまざまアイディアが膨らみそうです。

カフェ運営といっても、このプロジェクトは一人ではなく、地域の心強いサポーターと共に創り上げていくもの。大変なことはあるかもしれませんが、サッカーのようにチームプレーで同じ目標に向かって走っていける仲間がこの地域にはたくさんいます。

「白鷹町は人と人との距離が近く、親切で世話好きな人が多い。『町を盛り上げていきたい』という熱い気持ちを持っている人を全力でサポートしてくれる人がたくさんいますよ。地元の方と交流するのが好き、積極的にコミュニケーションをとって仲良くしていきたいという方なら、協力しながら実現できることは無限大だと思います。元地域おこし協力隊の方で、県外から移住して町を盛り上げ、白鷹の人たちに愛されて町内にカフェを開いた人もいますよ。」

と須田さん。
大沼さんも「サッカーのスポ少の親御さんの熱意、指導者の熱意もある地域なので、サッカーが好きな方が来てくれたら地域の皆さんが喜びます。やりたいことを応援する環境があるので、ぜひ来ていただきたいです」と話します。


(子どもたちは、このサッカー場で日々汗を流しています)

実際の業務はカフェの運営だけでなく、町を盛り上げる活動であれば自由に提案することができます
「サッカー場を活用したイベントの開催や、サッカー教室の開催など、枠にとらわれずに考え、積極的に動くことができる方から来ていただきたいですね」と須田さん。例えば、サッカーの試合がない冬季間に「雪中サッカー」など雪国ならではのイベントを企画したり、サッカー場の上にカメラを設置して、フォーメーションを確認できるようなサービスを作るなど、サッカーが好きな方はノウハウや特技を思う存分生かすことができます。

ここまで読んでいただいて、「少し興味があるけど、白鷹町ってどんなところかわからないし、行ってみないとわからない」という方は、ぜひお気軽に1泊2日の体験プログラムに参加してみてください。百聞は一見に如かずというように、地元住民に会ったり、サッカー場やコミュニティセンター、町全体を見て回ったりして、五感で白鷹町の魅力を感じていただきたいです。都会からの移住者の方の中には「年配の方が多い地域に若者が来てありがたいと感謝され、とても親切にしていただきました。都会では大勢の中の一人で自分の存在意義がわからなくなる時がありましたが、ここに来たら自分が必要とされていると感じ、自己肯定感が上がりました」「雲海や山など景色がとても美しく、見ていると幸せな気持ちになります」という方も多いそう。

今回の募集人数は一人ではなく若干名なので、例えば、サッカー好きな旦那さまと料理が好きな奥さまが一緒に協力隊になり、旦那さまはサッカー場の利活用に励み、奥様はカフェの運営に励むという形もおすすめ。また、仲の良いお友達と一緒の応募ももちろんOKです。
・幼いころからボールを追いかけて汗を流し、泣いたり笑ったりしてきたサッカー好きの方
・プレイヤーとしては引退したけど、指導者として子どもたちの成長をサポートしていきたいという方
・サッカー観戦が好きで、スポーツカフェを経営してみたいと思っている方
人生で仕事をする時間は人生の約3分の1を占めます。一度きりの人生の貴重な時間を、大好きなサッカーに触れる時間にしませんか?
縁もゆかりもない土地かもしれませんが、気持ちの温かい人たちや雄大な自然、思う存分挑戦できる環境がここにはあります。ぜひ、体験プログラムへの参加や地域おこし協力隊への応募をお待ちしています。


(文:綴彩乃)

公開日:2024-03-14

しごとコンパス

コンパスとは?
  • コンパスとは

    PARASUKUでは、働く人と仕事(企業)の
    より良いマッチングを図るため、
    互いの仕事観を言語化した9つの要素を
    「コンパス」として定義。
    ワーカーは自身のコンパス、企業は仕事のコンパスを
    それぞれフラットに作成します。
  • 横軸は、時間軸。

  • 縦軸は、空間(関係)軸。

  • 四隅は、本質的な要素を補う品質的な要素。

  • 互いの仕事観を重ね合わせて、
    最適なしごとやワーカーを見つけよう。

しごとパラメーター

雇用形態会計年度任用職員(任期は最長3年で年度ごとに更新)
勤務時間8時30分~17時15分(昼休憩1時間)
勤務地住所〒992-0841 白鷹町大字畔藤6804番地(東根地区コミュニティセンター)
希望スキル企画力・新しいことへ挑戦する気持ち・コミュニケーション能力・サッカーに対する熱意
報酬月額191,800円
社会保険健康保険・厚生年金・雇用保険
手当通勤手当(通勤距離2㎞以上)、退職手当(勤続6カ月以上)
応募条件(1)申し込み時点で、三大都市圏をはじめとする都市地域等に在住しており、採用後に白鷹町に生活の拠点を移し、住民票を異動させることができる方
※現在居住する地域が対象になるかは事前にお問い合わせください。
(2)地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない方
(3)申し込み時点で、年齢が概ね30歳~50歳未満の方
(4)普通自動車免許(AT限定免許可)を有している方または取得する予定の方
(5)基本的なパソコン操作(ワード、エクセル等)ができる方
(6)心身ともに健康で、任期後の定住に向けて積極的に活動ができる方
その他<選考フロー>
(1)第1次選考
書類選考の上、結果を応募者全員に通知します。
応募用紙の記載内容で書類選考しますので、出来る限り詳しく記載してください。
(2)第2次選考
第1次選考合格者を対象に面接による審査を行い 、その結果を受験者全員に通知します。面接は対面での実施を予定しています。その際の旅費は町が負担します。
※選考結果に関するお問い合わせにはお応えできません。