主業
WebやSNSを活用した観光情報発信のしごと

複合サービス事業

仕事の紹介

「東洋のアルカディア(桃源郷)」

明治時代に世界中を訪ね歩いたイギリス人旅行作家イザベラ・バードは、山形県南部の置賜地域を訪れ、こう賞しました。

いったい、この地域のどんな魅力が、彼女にそう言わしめたのでしょうか。
彼女の手記である『日本奥地紀行』には、以下のような一節があります。

「米沢平野は、南に繁栄する米沢の町があり、北には湯治客の多い温泉場の赤湯があり、まったくエデンの園である。
『鍬で耕したというより鉛筆で描いたように』美しい。
(中略)
実り胖に微笑する大地であり、アジアのアルカディア(桃源郷)である。」

イザベラ・バードがこの地を訪れてから150年近く経った今でも、置賜地域を訪れると、日本の原風景といえるような景色や暮らしと出会うことができます。

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そんな“アルカディア地域”の魅力を発信し、地元の暮らしを体感できるツアーを企画しているのが、置賜地域のうちの5市町(長井市・南陽市・白鷹町・飯豊町・小国町)で運営している「(一社)やまがたアルカディア観光局」です。

今回は、この地域の魅力を発信していただく情報発信(ダイレクトマーケティング)の担当者を、長井市の地域おこし協力隊として募集します。仕事内容や募集への想いについて、長井市観光文化交流課の佐藤和之さんと、やまがたアルカディア観光局の齋藤はるかさんにお話を伺いました。


(左:長井市観光文化交流課の佐藤さん、右:やまがたアルカディア観光局の齋藤さん)

やまがたアルカディア観光局では、観光業を軸としながらも、単なる「観光客」ではなく、「関係人口」や「共感人口」を増やしていくことに重きを置いています。それは、一過性の観光に留まらず、継続的な関係を見据えて人を呼び込んでいくため

佐藤さん
「関係人口は観光客と違って、この地域と関わりをもってファンになってくれる人だと思っています。地元の人と接する場をつくり仲良くなってもらい、再来訪につながる取り組みをしていくことで、この地域が持続可能な土地になり、外からも愛される地域になっていく好循環が生まれる。それこそが、関係人口を意識する意味だと思います。」

齋藤さん
「どっぷりローカルの深いところでツアーを組んだり、何回も来てもらいたいという想いでツアーを組んだりしているので、気に入って何回も足を運んでいただける関係に繋がれば嬉しいなと思っています。」


(国重要文化的景観に選定された長井の街並みを自転車で巡るツアー)

「関係人口」を見据えているからこそ、販売している旅行商品も通常の観光ツアーとは一味も二味も異なります。
これまでに企画したツアーは、縁結びの神「熊野大社」での巫女体験や、地元の革製品メーカーでのオリジナル小物作り体験、地元酒蔵の新酒披露に合わせたツアーなど、「体験」や「地元の人との交流」に重きを置いたラインナップ。

もはや、地元民からしても「こんな体験できるんだ!」という驚きと楽しさに溢れています。

齋藤さん
「基本は、やっぱり地元の人と交わることができるツアーを企画しています。その上で、各市町のブランディングにのっとって、それぞれの地域の魅力も味わえるものを作りたいなと思っています。あとは、地元でないと企画できないこと。地元の人も観光に慣れているわけでないので、細かいところも一緒に詰めながらツアーを作れるのは、うちならではだと思います。」


(長井市が全国シェア7割を誇る競技用けん玉のペインティング体験)

しかしながら、その情報発信には課題を抱えているのも事実です。

齋藤さん
「Webサイトは季刊誌の特集を載せたり、エリアガイドを少し載せているくらいで、情報を頻繁に更新している部分が少ないんです。活動日誌などで補ったりはしていますが、やっぱりどんどん新しい情報を入れていくという意味で、更新性は薄いかなと思っています。」

「SNSの方も、投稿数はそこまで多くありません。やっぱりブランディングを意識すると、季刊誌の内容を載せるくらいになってしまうので、生きた情報を載せられていないと感じています。本当は、もっとスタッフがいろいろ動いていたり、現場でアクティビティなどを行っているので、リアルタイムで情報を伝えられるのが良いんだろうと思っています。」


(やまがたアルカディア観光局の公式Instagramアカウント)

たとえば、春先に長井ダムながい百秋湖で運行している「水陸両用バス」や、紅葉の季節に合わせた「ながい百秋湖遊覧船」、長井の豊かな水資源を活用したSUP(立ちこぎボート)などは、長井の新たなアクティビティとして人気を博しています。

しかし、現在はWebサイトとSNSの更新を外部に委託しているため、なかなか現地の盛り上がりと連動した発信ができずにいます。そこで、情報発信の担当者として内部に人材を配置することで、現場を取材してもらいながら、ライブ感溢れる情報発信を狙います。

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佐藤さん
「情報発信って、まずはSNSだったりマスメディアで認知を広げる段階があり、そこから検索の段階に移るとWebサイトやSNSの通常投稿の役割になりますよね。それに共感して『いいね』を押してもらうという、各フェーズを体系づけて回してくださる方に来ていただきたいです。」

齋藤さん
「誰に情報を届けたいかによってツールは変わってくると思います。目的によってツールを使い分けることができて、都度振り返りができるような方だと適任ですね。あとは、来訪者満足度調査などのこれまでのデータの蓄積を活かして、ターゲットに的確に情報を届けられる方。プレスリリースも含めて、メディアとの関係や顧客との関係を意識して発信できる方が良いなと思います。」

とはいえ、はじめてこの土地に来た方だと、まずはこの地域のことを知るところから始めなければならないと思います。そのあたりのサポート体制は、どのように考えているのでしょうか。

齋藤さん
「担当がいないエリアもありますが、基本的にはちゃんと各地域に入り込んでいる担当者がいますので、各地域の情報を共有することはできます。ただ、こっちの人が良いと思っているところより、外から来て良いと思ったところの方が、コンテンツとして魅力がある場合も多々あります。ですので、ご自分でもあちこち回りながら、コンテンツを作り出していってもらえればと思います。」

一度情報を出したからといって、すぐに広く認知してもらえるわけではありません。日々、各ツアーや事業の担当者とターゲット像を擦り合わせたり、現場を取材したりしながら、情報発信のPDCAを回していくことになります。

そういった活動を通して、Iターンの方はもちろん、しばらく地元を離れていたUターンの方も、長井市やアルカディア地域の新たな魅力に気づくことがあるかもしれません。ぜひ、純粋にこの地域の暮らしを楽しむ気持ちで、現代のイザベラ・バードさながら、アルカディア地域の”今”を伝えていっていただければと思います。

エントリーをお待ちしております。
(文:色摩ゆかり)

長井市ホームページで掲載中の募集要項はこちら

公開日:2022-04-11

しごとコンパス

コンパスとは?
  • コンパスとは

    PARASUKUでは、働く人と仕事(企業)の
    より良いマッチングを図るため、
    互いの仕事観を言語化した9つの要素を
    「コンパス」として定義。
    ワーカーは自身のコンパス、企業は仕事のコンパスを
    それぞれフラットに作成します。
  • 横軸は、時間軸。

  • 縦軸は、空間(関係)軸。

  • 四隅は、本質的な要素を補う品質的な要素。

  • 互いの仕事観を重ね合わせて、
    最適なしごとやワーカーを見つけよう。

しごとパラメーター

雇用形態地域おこし協力隊(任期は最長3年で年度ごとに更新)
勤務時間1日7時間で週5日(原則土日休み)
勤務地住所山形県長井市内
希望スキルWebやSNSに関する知識(HTMLやCSSの知識があれば尚歓迎)、地域への好奇心
報酬月額156,077円
社会保険雇用・厚生年金・健康
手当期末手当、時間外手当、住居・車両支援
応募条件3大都市圏及び政令指定都市に在住の方、または地域おこし協力隊であった方(同一地域内における活動2年以上、かつ解職1年以内)、語学指導等を行う外国青年招致事業を終了した方(活動2年以上、かつ終了後1年以内)で、長井市に住民票を移すことのできる方
その他<選考フロー>
(1)第1次選考…書類選考を行います。
(2)第2次選考…1次選考合格者を対象に面接を行います。
(3)最終結果の報告…面接後10日以内に文書で通知します。