主業
【募集終了】eスポーツを活用した地域振興のしごと

複合サービス事業
募集停止中

仕事の紹介

山形県長井市では、新たにeスポーツの施設が出来るにあたり、eスポーツを活用した地域振興を担ってくれる方を募集しています。
eスポーツを活用し、どういったことを目指すのか、またゲームが出来ないと仕事ができないのか、そういった点を担当者の長井市総合政策課総合戦略室兼デジタル推進室の平宗正さんと、日本・アルカディア・ネットワークの高石仁光さんにお聞きしました。


(左:長井市総合政策課 平宗正さん、右:日本・アルカディア・ネットワーク 高石仁光さん)

____長井でeスポーツを始める理由は?

平さん
「長井市ではスマートシティ化を進めているのですが、様々なことがデジタル化していくにあたり、それを活用できる人材の育成が必要になってくると考えています。ただし、育成と言っても、教義的なことでは入り口が難しいとも思い、エンターテイメント性が強いeスポーツを活用することで、自然と関心を高め、市民のデジタル技術の意識向上を目指そうと考えています。」


長井市タス1階にできたeスポーツスタジオ「Ne-st(ネスト)」

高石さん
「以前、長井市でeスポーツのイベントを企画させていただいたんですけど、正直な話、あんなにも盛り上がるとは思ってもみませんでした。これは、スポーツ観戦や音楽ライブ等と同じぐらい賑わうイベントなんだと改めて認識しましたね。それに、多くの地元の中学生や高校生が出場してくれてことにも驚いたんです。こんなにも需要があるのだと、潜在的なゲーム人口を知る良いきっかけになりましたね。」

平さん
「そういえば、社会人の方もたくさん参加してくれていましたね。それには、私も驚きました。」

高石さん
「今の中高生の親が、いわゆる第一次ゲームブームを経ているんです。家庭用のゲーム機が普及し始めた時で、外遊びの他に、友達の家に集まってゲームをすることも身近になった世代ですね。子供時代に、そういった経験をしている親なので、自分の子供たちがゲームをすることに抵抗がなければ、一緒にプレイする人も多いんですよ。だから、eスポーツに関しても偏見を持たず、興味や関心の方が強く働くのだと思います。」

____eスポーツがもたらす可能性は?

平さん
「eスポーツと聞くと、どうしてもプレイヤーの方にばかり注目がいきますが、そもそもゲームを作るにあたっては多くの人が関わっています。アイデアを考える人がいれば、デザインをする人もいる。音楽を作る人、プログラムをする人、普及させるために広報をする人と、そういった裏方には、より多くの人達が関係しています。」

高石さん
「ゲームを配信するという部分でも、ディレクターがいれば、プロデューサーもいます。いかに音響を良くし、映像を綺麗にするかという仕事もあれば、今はオンラインが当たり前ですから、通信速度を安定させることを仕事にしている人だっています。私のように技術畑の人間にとっては、むしろそっちが気になりますよね。どんな機材を使っているんだろうとか、どういう配線しているのか、そういう目線で見て学ばせてもらってますね。」


平さん
「今のようなことは、子供たちの将来の夢につながると思っています。eスポーツ一つをとっても、こんなにも色々な人が関わっていて、たくさんの仕事があるんだという可能性を見せられることが、子供たちの進路や職業選択の幅を広げるものと考えています。それに、リモートワークなどが普及し始めて、例えば、プログラミングならば、場所を選ばすにできる仕事になります。地元に残りたくても仕事がないという声も聞きますが、デジタル関係の仕事ならば、長井市に住みながら出来ることもあると思います。」

高石さん
「長井は、水が綺麗で、ご飯も美味いので、デスクワークで疲れた時の気分転換にもいい町ですよ。」

____ゲームに対するマイナスイメージについて

高石さん
「韓国や中国などの諸外国と比べると、日本のオンラインゲームの市場は10年遅れていると言われています。ゆえに、そういった国で起きていたゲーム脳やゲーム廃人といった現象が、今問題となって表面化し始めています。ただ、先々の国で問題となっていれば、それに対する正しい知識もあるわけで、頭ごなしにゲームが良くないという偏見で見てはいけないなと思っています。怖いのは、先入観で遠ざけてしまい、何も(良い面も悪い面も)知らないでいることだと思いますね。」

平さん
「プロゲーマーとして職業が確立されていて、手本となっている社会性ある方がたくさんいます。eスポーツを展開することで、そういった方々を市に招き、直に声を聞き、学べることが多くなると考えています。eスポーツには、"スポーツ”という名前がつくだけあって、同じルールの元に競い、またマナーがあります。子供に悪影響だからと避けるのではなく、むしろ、早い内から正しい知識や姿勢を見せることも大切なのではないかと思います。」

resized_1648193162_1.jpg

高石さん
「人間性という部分でいうと、登校拒否の子や引きこもり方が、ゲームを通じて社会復帰が出来る可能性があると思うんです。知人の子に登校拒否をしていた子がいたんですが、ゲームを通じて社会復帰できたんです。学校だけのコミュニティでは得られなかった自己肯定感が、オンラインを通じたり、またゲームに関連して知り合った人によって得られ、自分に自信が持て、実社会に復帰できたというケースですね。その子は、プレイするよりも、パソコンなどの機器関係やそれを使ったイベント作りに興味を持っているということでしたが、ゲームが入り口にありました。」

平さん
「ゲームが自己肯定感につながるのは面白いですね。」

高石さん
「会社の中でも、大人しくて目立たない方がいるかもしれません。飲み会にも参加しないで、付き合いが悪いと思われているかもしれません。でも、実はゲームが得意で、詳しい方だったとします。そういう方が、会社の名前を背負ってeスポーツの大会に出るだけで宣伝になりますし、そこで成果を上げれば、社内外で一目置かれる存在にもなると思います。企業がスポーツ選手を支援するように、eスポーツプレイヤーとして評価されるのもの面白いと思いますね。」


____どんな人に、どのような仕事をして欲しいですか?

平さん
「eスポーツのゲームプレイヤーというよりも、支えてくれる人を求めています。条件としては、ゲームやデジタル機器に関してある程度の知識のある方や学ぼうとされている方が適任かと思います。ゲームはあくまでツールであって、どう活用するかに限ると思います。そういった点では、企画力が求められますし、様々な人と関わりますので、コミュニケーション力が必要となってくると思います。」

高石さん
「理想を言えば、元プロプレイヤーで若手育成に力を入れているような方だと、ゲームも詳しく業界にも精通しているから、事業展開がしやすいのかなと思います。例えば、野球やサッカーというようなスポーツ少年団のように、eスポーツ少年団を始めたりするのも面白いですし、大人向けのサークルを組織するということも考えられますね。」

平さん
「今は新型コロナの影響もあって、オンラインが主流になっていますが、感染が落ち着いてくれば、またリアルな交流が戻ってくると思います。そういう時に、eスポーツがどう機能するかということも視野に入れてもらえると、より事業に広がりが生まれのだろうと思います。」

resized_1648779839_1.jpg

高石さん
「あえて、裏方を見せていく方向でもいいですよね。コロナ禍でゲーム配信の需要が高まってきていますから、そういうことに興味を持っている子供たちも増えています。ゲーム配信を通じてデジタルの知識を養っていくことも十分に考えられます。」

平さん
「何度も言うようですがゲームはツールであり、どう活用するかが重要となります。市としては、ゲームが人と人をつなぐきっかけになって欲しいと願っています。eスポーツ事業により、人が集い、互いに成長する場を作ってくれる方を求めています。」

最後に、長井市が、山形のeスポーツの聖地になればと二人は語ってくれました。
尚、この仕事は、地域おこし協力隊制度を活用して募集されます。3年間の期限付きではあるものの、安定した収入の中、様々なチャレンジが出来るのが魅力となっています。
長井市としては、その3年間で、eスポーツの普及に励み、また、その後も継続していける事業を生み出してくれる方を希望しているということでした。興味のある方は、ぜひご応募下さい。
(文:池田将友)

長井市ホームページで掲載中の募集要項はこちら

しごとコンパス

コンパスとは?
  • コンパスとは

    PARASUKUでは、働く人と仕事(企業)の
    より良いマッチングを図るため、
    互いの仕事観を言語化した9つの要素を
    「コンパス」として定義。
    ワーカーは自身のコンパス、企業は仕事のコンパスを
    それぞれフラットに作成します。
  • 横軸は、時間軸。

  • 縦軸は、空間(関係)軸。

  • 四隅は、本質的な要素を補う品質的な要素。

  • 互いの仕事観を重ね合わせて、
    最適なしごとやワーカーを見つけよう。

しごとパラメーター

雇用形態地域おこし協力隊(任期は最長3年で年度ごとに更新)
勤務時間1日7時間で週5日(原則土日休み)
勤務地住所山形県長井市内
希望スキル企画力、ゲームに関する知識、コミュニケーション力
報酬月額156,077円
社会保険雇用・厚生年金・健康
手当期末手当、住居・車両支援
応募条件3大都市圏及び政令指定都市に在住の方、または地域おこし協力隊であった方(同一地域内における活動2年以上、かつ解職1年以内)、語学指導等を行う外国青年招致事業を終了した方(活動2年以上、かつ終了後1年以内)で、長井市に住民票を移すことのできる方
その他<選考フロー>
(1)第1次選考…書類選考を行います。
(2)第2次選考…1次選考合格者を対象に面接を行います。
(3)最終結果の報告…面接後10日以内に文書で通知します。